世田谷区

メヘンディー × ヘナタトゥーとは

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ヘナとは、砂漠地帯に育つミソハギ科の一種「Henna(ヘナ)」
そのヘナを粉末にして溶いた染料で肌に模様をペイントすると、皮膚の角質のタンパク質にヘナが反応して染まります。
髪に優しくヘアカラーとしても使用されている「ヘナ」ですが、最近は「ヘナタトゥー」として気軽なオシャレとして取り入れられ日本でも浸透してきました。

ヘナタトゥーとは正式には「mehndi(メヘンディー)」といいます。
起源は古代エジプトでマニキュアや口紅として使っていた説があります。
歴史が古く文献としては曖昧なのですが古くは薬草として親しまれ解毒剤としてデトックス効果もあります。

文化としては現在インドやモロッコが主流です。祈りを込めて、お祭り・結婚・妊娠などの女性のお祝い事に魔除けや願掛けとして描きます。
地域によってデザインも異なりますが流動的なアラビックモチーフ、模様をレースのようにビッシリ埋めて手袋や靴下のように描くのがインドモチーフです。


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当方は無添加のヘナパウダーを紅茶で練りオーガニックオイル(妊婦でも安全なオイル)を少々混ぜたヘナのペーストを使用おります、しかし柑橘類や種子アレルギーのある方は事前にご相談ください。

肌にヘナタトゥーをペイントした後は乾燥させます。瘡蓋状に完全乾いたペーストを2~3時間放置した後、ペーストを剥がすと描いた模様は肌にオレンジ色で沈着しています。そのオレンジ色が2日ほどかけて酸化する事により茶色に変わり模様が映えます。
人の肌サイクルは約1週間なのでヘナもだんだんと角質と共に消えていき、消えて行くほど願いが叶うと伝えれております。

大事なアフターケア

ペースト剥がす際はなるべく水で洗い流さないようにしましょう、せっかく沈着したばかりの色素が流れる場合もあります。また濃く染めようとして欲張って3時間以上の肌に放置することは皮膚呼吸ができなくなりアレルギーがない人でも痒みや皮膚炎をおこす原因になる場合もありますので必要以上にペーストの放置は絶対おすすめしません。
施工当日の入浴は構いませんが施工部分の角質をこするような垢擦りタオルなどの使用を避けましょう。

個人差がありますが人の肌サイクルは大体一週間なので、その期間楽しめるアートです。 しかし、ヘナタトゥーの発色は個人差がはっきりしておりますので理由を下記で説明いたします。

ヘナタトゥーの染まりにくい人の特徴

・体温が低い冷え性体質、施工の後は汗をかかない程度になるべく体は冷やさないようにしましょう。
・乾燥肌、ヘナの色素が沈着しやすいように肌の水分は必要です。日焼けが真新しい方は肌水分が少ない状態なので染まりづらく発色も分かりづらいですので施工前は数日前から保湿ケアをしましょう。

発色が濃い部分と薄い部分

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ヘナの発色濃度は体の場所によって差があります。
肌の角質に染めるため極端な説明しますと心臓から離れている「手のひらや足の裏」のように「皮膚の溝が深く厚い」体の末端部分の方がヘナは濃く染まります。

反対に発色が弱い部分は「鎖骨、胸元、背中」といった皮膚が薄くツルツルした部分です。
新陳代謝にも個人差がありますのでヘナタトゥー保ち期間は約1週間と説明しておりますが、汗をかきづらい膝下などは比較的更に長持ちする位置です。
反対に汗をかきやすい胸元や背中などがは発色弱いだけでなく模様が取れるのが若干早いです。
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ジャグアタトゥー

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メインはヘナタトゥーですが最近流行のジャグアタトゥーも道具はあるため一部対応しております。

購入先の「ジャグアジャパン」から本文を引用させて頂きます(了承済)

主原料はゲニパアメリカーナと言う果実の抽出液です。
メヘンディで使用するヘナという植物を乾燥させたパウダーと違って主成分は水分です。
抽出したジュースの成分を安定させるため、アルコールと、アルコールを入れたことで減少するクエン酸を足しています。
そしてソルビン酸カリウム、こちらは食品用の保存料の一種です。
私たちが普段口にする食品にも使用されている馴染みのあるもので、製品自体はアメリカで製造されているものですが、国内の使用基準以下の分量が含まれています。

描きやすくインクが肌にのりやすくするためにキサンタンガムが含まれています。
こちらは化粧水・美容液等に使用され、とろみをつけたりゲル状に形状を変える増粘剤です。
トウモロコシの澱粉から作られています。あとローズマリーオイルが含まれております。

天然由来の植物染料のみの染色効果で発色しています。植物=体に良いという印象を受けますが、植物は毒にもなり得ます。
本製品は、米国特許商標登録されたボディーアート用品で、米国におけるアレルギー検査、毒性検査をクリアし、化粧品登録された製品でございます。(日本国内では雑貨扱いとして輸入販売しています)
また体質によって、痒み・かぶれを生じる場合がございますので、皮膚に以上を感じた場合は、速やかにご使用をお止めいただき、皮膚科等の専門医にご相談ください。
ジャグアタトゥーを使用希望される場合、お客様ご自身の判断による自己責任の上、ご使用いただきますようにお願い申し上げます。

心配な方はパッチテストをおすすめします。まず最初はヘナタトゥー施工でお会い出来る際にジャグアのパッチテストは無料で承りますので様子をみてください。

比較的ヘナタトゥーとは違い体のどこに描いても発色の個人差はありませんし施工後24時間後には鮮やかなダークブルーになります。大切に擦らず扱えばジャグアタトゥーは2週間ほど保つので発色の確実性ではこちらですが ヘナよりも酸が強いというデメリットもご了承ください。

※汗で流れると訂正ができないため暑い季節の野外イベントではジャグアタトゥーはほとんど行いませんので個人予約のみとします。

模様の意味

実は厳密には「この柄はこういう意味」という決まったルールはありません。
日本で活躍するヘナアーティストさんでも説明が異なるニュアンスで話す事が多いでしょう。
何故かというと「みんな習った師匠や国がバラバラ」それもまた面白い醍醐味です。

代表的なデザインの意味

・花
一番オーソドックスなモチーフですが「幸福」を意味します。
花びらが多ければ多いほどこの人が良い人に囲まれて幸せに過ごせるように願い込めた結婚式や恋愛運などに用いられるモチーフです。

・蔦 からくさ
全てを運び結びつける 成長の願い

・孔雀
富の象徴 金運 または子宝

・ペイズリー
菩提樹の葉の中に模様が詰まっていてるため充実と健康の願い
また菩提樹の生命力をあらわす健康の願い

・蓮 ロータス
再生 不老不死 純潔

・忘れな草
永遠 変わらない夢 友情

・月
芸術 想像力 女性らしさ

お客様が幸せになるように
お願いにあわせて 心をこめて描きます。